2019年9月22日日曜日

キャプチャソフト開発 最終回 統合「ScreenCaptureTool.exe」

これまで6回にわたり、キャプチャソフトの開発日記を付けてきました。


これらの要素技術を統合し、スクリーンキャプチャソフトを完成させました。
その名も「ScreenCaptureTool.exe」です。
完成版したコードはここに上げてあります。

バイナリ配布はしません。
不親切ですが、気になる方は自分でビルドしてみてください。

ソフト概要(readme.txtより)

・デスクトップ全画面をキャプチャし、PNGファイルに保存
・保存の過程でクリップボードを介さない
・タスクトレイ常駐型
・PauseやScrLkキーを押すとキャプチャを実行
・出力先フォルダはデフォルトでは実行可能ファイルがあるフォルダ、変更が可能
・ファイル名は日時から自動的に決定


感想

開発ブログを付けながらのソフト制作は今回が初めてでした。
7月から初めて、9月末までかかってしまいました。

途中で開発を離れることがありました。
しかし、「ブログを更新しなきゃいけない」という意識があったので最後までやり遂げることができました。

ブログをやってみて良かったなと思います。

今後の課題

①実装面の課題
Windows プログラミングについて、分からない部分、疑問の残る部分があります。
後のためにメモをしておくと、

  • アイテムIDリスト、ファイルシステム
  • グローバルフック
  • モジュール、プロセス、スレッド
  • デスクトップ、シェル、カーネルの役割分担

です。
他にもあったかも。

今後は、これらを学習できるようなソフトウェアを開発したいと思っています。
例えば、エクスプローラやタスクマネージャーの代替ソフトウェアなどでしょうか。
私は「創作」よりも「開発」の方が得意だということが最近になって分かってきたので、ゲームより実用的ソフトウェアを開発していきたいです。

②開発手法の課題
今回は、ソフトの規模が小さいため、適当に済ませても何とかなってしまいました。
以下の点は変更の必要があると思います。

  • 要素ごとのデバッグ:臨機応変に → 一定の方法論
  • システム全体の設計:ステートマシン図もどきが一枚 →モデリング手法を齧る
  • パラダイム:手続き型 → オブジェクト指向、デザインパターンの活用
  • コーディング規則:おおよそGoogle → 細かい箇所にも注意する
  • 配布形態:不親切 → 親切
イメージとしては、「おままごと」を「実家の手伝い」にする感じです。
「家業を継ぐ」段階はまだまだ遠いです。

③情報発信の課題
勉強がメインの開発ブログというだけあって、どうしてもキュレーション色が強く出てしまいます。
「覚書」という言い訳がありますが、程度の問題こそあれ、ブログは情報発信の場です。
発信する情報に新たな価値を持たせるには、自分で課題を見つけ出して問題解決に向けて実装・試験をする必要があるのではないかと思うようになりました。

問題解決には正しい情報が必要で、正しい情報を得るには公式を当たるのが一番です。
参考文献として個人のHPやブログを当たることも多かったですが、今後は公式の情報の比重を上げていきたいと思います。

④体裁の課題
このブログの見やすさに関する課題です。
あまりに散文的だと趣旨が拡散してしまうし、研究論文みたいに堅苦しくもしたくはありません。
ポイントを三点ぐらいに絞って、文献調査で分かったこと、実装の中でわかったことなどを、わかりやすく伝えられるような構成にしたいですね。
試行錯誤していきたい思います。

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