動力に輪ゴムを使用しています。
非電動でありながら90発という大容量を実現し、セミオート/フルオートの切り替えもできます。
ゴム動力を用いた機関銃というアイデアは、THIRDゴム銃工房様(geocities終了に伴いリンク切れ)が実現しています。
回転するドラム(糸を巻き取る部品)を両端から輪ゴムで回すという構造であり、すでに技術的には完成しているようでした。
しかし、動力の輪ゴムを格納するため、全長が長いようでした。
私は短くコンパクトな構造にしたかったので、ドラムの片方を固定し、片方だけ輪ゴムをつなげる構造にしました。
フォアグリップは折り畳み式ですが、折りたたんだ状態でも、展開した状態でも、グリップとして機能するようになっています。
先端部です。
輪ゴムは回転する6本の銃身から射出されます。
回転機構の軸受けは、発射される輪ゴムに干渉しないよう、コの字型になっています。
照星は邪魔にならないように90度動かすことができます(左:収納時、右:展開時)。
制御部です。
真ん中に見えるヒトデ型の部品とボルトが付いた部品が減速器で、後ろの竜巻型の部品回りが発射制御部です。
昔はセミオート/フルオートの切り替えが発射制御部をいじることで簡単にできたのですが、破損した「つめ」を取り払った今はフルオート専用になっています。
トリガーガードの上あたりにあるボビンみたいなのが糸を巻き取るドラムです。
動力の輪ゴムは、メインフレームで挟まれた空間にあり、ドラムにつながっています。
動力の輪ゴムは油で潤滑しないといけません。
感想
非電動の短機関銃という目標を達成できたので成功です。しかし、よくジャムります。
単純に輪ゴムが引っかかることは少ないのですが、ドラムを回転させる動力が弱く、フルオート射撃の途中で停止してしまうことが多いです。
また、動力ゴムを油で潤滑するメンテナンスが手間であるという問題もあります。
デザインするうえで、任天堂「大乱闘スマッシュブラザース」に出てくるアイテムの一つである「レイガン」を意識しました。
メインフレーム下部のなだらかな先細りなどがそうです。
ただ、画像を見ながらデザインしたわけではないので、全然違うものになっていると思います。
フォアグリップが折りたたんでいても、展開していてもいい感じなところが気に入っています。
諸元
- 制作 2014年3月
- 全長 360mm
- 相談数 90発
- 輪ゴム #10
- 作動 セミオート/フルオート
- 素材
- メインフレーム、グリップ:朴、アガチス
- 内部機構:朴
- バレル:パイン?
- その他:適当な金具など
- 塗装 水性ウレタンニス(和信ペイント製)
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