小型、大容量をコンセプトに開発したゴム銃です。
セミオート/3点バーストの切り替え機構を試験的に導入したこと、曲線的なデザインを取り入れたことがポイントです。
切り替え機構に関しては、オッグクラフト様で紹介されている「P204バースト」を参考にしました。
メインフレームは5mm厚の朴材、内部機構は3mm厚のアガチスを用い、グリップには加工のしやすいバルサを用ています。
初弾は先端のノッチまでしか伸ばせないため威力が低い一方で、最終弾は後端のノッチまで長く伸ばすことができるため威力が高くなります。
できるだけ威力のばらつきを抑えたかったため、弾倉部全体を短くしました。
105mmの区間にピッチを3.5mmにして30のノッチを加工しました。
ノッチを切る作業はカッターナイフによる手作業です。
輪ゴムをかけやすくするため、ノッチの両端に切り込みを入れる工夫をしました。
やはり、電動工具がないと、なかなかしんどいです。
ちょうど右手親指で操作できる位置に動作切り替えのレバーを配置しました。
これで内部の「つっかえ」を動かしトリガの引き代を変えることで、セミオート/3点バーストを切り替えることができます。
トリガには穴をあけ、見た目を軽くしました。
当時はCADの存在自体を知らなかったので、図面は手書きです。
製図の方法は高校の工芸で習いましたが、細かいところはテキトウです。
図面とちょっとした相違はありますが、大体思った通りに完成したのではと思います。
感想
セミオートでは輪ゴムが絡まりよくジャムります。
ただでさえ装弾数が多いうえ、ノッチ間隔が極端に狭いため、どうしても輪ゴムがかさばってしまいます。
ノッチに高低差傾斜をつけて輪ゴムが重なりにくくする、装弾数を抑えノッチ間隔をもう少し広くとる、加工精度を向上させるなどの改善の余地があります。
全体的なバランスと曲線的なデザインは結構気に入っているので、インテリアとして飾るには良い出来です。
ただでさえ装弾数が多いうえ、ノッチ間隔が極端に狭いため、どうしても輪ゴムがかさばってしまいます。
ノッチに高低差傾斜をつけて輪ゴムが重なりにくくする、装弾数を抑えノッチ間隔をもう少し広くとる、加工精度を向上させるなどの改善の余地があります。
全体的なバランスと曲線的なデザインは結構気に入っているので、インテリアとして飾るには良い出来です。
諸元
- 制作 2014年3月
- 全長 320mm
- 装弾数 30発
- 輪ゴム #16
- 作動 セミオート / 3点バースト
- 素材
- メインフレーム、銃身:朴
- 内部機構:アガチス
- グリップ:バルサ
- 塗装 水性ウレタンニス(和信ペイント製)
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